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三陸ラビリンス気仙沼(弁護士東忠宏)

気仙沼の弁護士東が,弁護士活動において考えたことなどを書いています。毎週日曜日に更新記事をアップするのを、目標とします。

大道寺将司さんと菅家さん

「もう一人の隣人は北関東のほうで幼女を連れ出して殺した容疑で、一・二審とも無期刑の判決を受けた人。新聞報道によると、彼は冤罪を訴えているようです。でも、ぼくは彼の事件については詳細を知りません。ですから、彼が実際に幼女を殺したのか,冤罪なのか,判断する材料もありません。ただ、近くで接していると、警察官や検察官から、「おまえが殺したんだろう」と決めつけられたら、彼が反論などできない人であることはわかります。気が小さくて、自己主張するような人ではないからです。以前、ぼくは彼をかなりの難聴者だと思ったことがあります。というのは、看守や雑役囚が彼に話しかける時、一度では済まず、必ず二度三度、同じことを繰り返すからです。しかし、一度言っただけでは彼にはなかなか通じない、つまり彼が理解するのに時間がかかるからだということがわかりました。弁護人と意思疎通ができているのか疑わしいくらいですが、冤罪ならしっかりと闘ってほしいと思います。」
(一九九六年十月三一日)


「死刑確定中 大道寺将司」を再読して発見。