三陸ラビリンス気仙沼(弁護士東忠宏)

気仙沼の弁護士東が,弁護士活動において考えたことなどを書いています。毎週日曜日に更新記事をアップするのを、目標とします。

成年被後見人の意思の尊重とは

現代に生まれ変わったゴッホの成年後見人に就いた,とする。 彼は,乏しい障害者年金の大半を,キャンバス・油絵の具に用いて,日々の食費にもこと欠くさまである。 あげくに売春婦を家に呼び寄せたり,人前で大声を出して暴れるなどする町の厄介者で,社会…

ふと気づいたことなど

長男の様子を見て,自身を振り返ること。 私は,小学生から高校生にかけて, 「周囲には,年上の人たちにチヤホヤされる人もいるのに,私だけなんとなく阻害されている感じがする。」 と感じながら過ごしていたものだった。 私なりには普通に過ごしていたの…

「お山がけ」(重要無形民俗文化財)覚書き

昨日の「お山がけ」。 なんと,参加した二男の写真が載ったので,嬉しいついでに書いておく。 (すぐ後の,黄色い帽子の男性は,兵庫県明石市から来た,我が父親) www.kahoku.co.jp 指定文化財|重要無形民俗文化財|羽田のお山がけ - 宮城県公式ウェブサイ…

続・気仙沼司法小史(畠山郁朗判事)

先日,「官報検索サービス」を申し込んだので,一挙, 「裁判所気仙沼支部」(地裁・家裁の趣旨) 「志津川簡易裁判所」「裁判所志津川出張所」(既に廃止) で,検索してみた。 前者は,地方と言えども8000件超あった。 が,読んでみて面白かった。 戦…

続・気仙沼司法小史

近時,必要あって「官報検索サービス」を申し込んだ。 https://search.npb.go.jp/kanpou/ いつまでも続けるわけではないので,ともかく「気仙沼」「志津川」に関するデータを拾い尽くすことにした。 ある個人が○○した時期とか,法人が○○した時期とか,それら…

気仙沼司法小史(構想編)

〔気仙沼司法小史〕遂に,全裁判官経歴総覧から拾った。 今まで,やろうやろうと思いつつ,面倒でできなかったのだが,受任事件において古い判決が提出され,それで裁判官の名前が分かって一挙に進んだのだ。 気仙沼に赴任した裁判官は以下のとおり。重複・…

サンマ初水揚げ・気仙沼

今朝,気仙沼港で,今季初のサンマの水揚げがあったそうだ。 私が家庭の食卓で一番好きなのは,もう少し寒い季節(10月初旬か)に, ・ 秋刀魚の塩焼き ・ 秋刀魚の刺身 ・ おでん ・ 秋刀魚のつみれ汁 などを並べ,最初は少しだけビール,あとは熱燗で過…

「弁護士業務にまつわる税法の落とし穴」読了

大阪弁護士会・友新会編(大阪弁護士協同組合発行)であった。 先日,全国倒産ネットの講演で,桶谷和人さん(同期・兼公認会計士)のレジュメに,第3章「粉飾決算はこうして見破れ」を読めとあるので購入した。 当然,当該章のみを読むつもりだったのだが…

紛争寸鉄

・ 裁判は長い時間がかかるのだろうか。我々の交渉・紛争に対するストレス耐性が弱いことの言い換え,という側面はないか。 ・ 相手方の言い分のとおりにしたい,と「相談」に来る人が少なくない。相手方の言い分のとおりことを納めて紛争・交渉という状況か…

フジロック往訪のことなど

先週末は,家族7名でフジロックに行ってきました。 バシッとしたロックバンドの迫力,そして観衆の熱狂との一体性に,まさに酔いしれました。 金曜日,7時間!かけて運転した後,夜に夫婦で見た(ひどく歩いた)フーファイターズ, 翌日,妻・子供ら岳父母…

先週末の備忘

7/10(金) 相談・打合せ7件,現場視察1件,接見1件の過密スケジュールにめげず, 仕事後,夫婦で「マッドマックス 怒りのデスロード」@石巻ワーナー 21:45-23:55 胸打たれて帰宅したのは深夜1:30 7/11(土) 10:00から打合…

気楽な日々

この投稿まで,今朝の流れ。 4:10 起床 4:30 自転車で岩井崎へ 5:30 帰宅,長男が起きてて,録画していた「ジョジョの奇妙な冒険・第三部(最終回)」を見ようとしていたところ。ちょっと巻き戻してもらって,一緒に見る。着替え。 6:00 長…

最近ようやく

法律相談において, その言葉の表現はともあれ, ・ 彼(彼女)が,本当は何を言いたいのか ・ それを,どうしてそのように表現するのか,そのギャップは何か ・ 彼(彼女)は事態をどう捉えており,それについて本当はどう思っているのか が,少しずつ分か…

私が・イソ弁を・雇った理由

一関から気仙沼に帰る道中,室根を通る度に,悔恨の気持ちがこみ上げてくる。 この町も舞台になった,私が原告代理人を務めた, 仙台地方裁判所平成19年(行ウ)第11号年金不支給処分取消等請求事件・平成21年2月9日判決(判例秘書搭載。判決直後は…

我が家のバラ,日弁連研修視聴など

岳父母が,丹精込めて,毎日のように朝から夕方まで取り組んでヘトヘトになっている我が家のバラ。 家の前の柵を蔽い,庭でも咲き誇っている。大変なものだ。 通に面しているので人目に付くのだろう,家に帰る度に,見知らぬ人がやって来て,父母が案内して…

キャンプのことなど

週末は,「えこキャンプみちのく」で家族とキャンプをして過ごした。 私は,大学生のころ,軟弱ながらバックパッカーとして国内をあちこち旅行し,その時はテントで泊まっていたのだが,それも,記憶をたどると司法試験受験生のころの山陰旅行が最後だから,…

【交通事故と過失割合】

相談者「・・・という事故に遭いまして,100:0で相手が悪い!」 相談者「・・・せめて,相手も20は悪いはずなのですが,,,」 交通事故につき初回法律相談の時から,過失割合を言われる多くの方々に接する度,私は素直に感心してしまう。 素人の強み…

弁護士と闘う!?あるいは,セカンドオピニオン対応の実情

GW,何日か出勤して記録を読む。 この「記録」というのは, ・ 各地の弁護士さんらから送られてきた,民事訴訟の記録 ・ 各地の一般の方々から送られてきた,やはり訴訟や交渉の記録 である。 もちろん,何十件もあるわけではないが,それなりに厚い記録も…

GW明け出勤のことなど

私は,長い間,「月曜日仕事に行きたくない病」にかかっていて, まぁ,日曜日の夜などは安らかに眠るのだが(明日があるとて,少し早めに), 月曜日など,本当に嫌で嫌で,女房に泣き言を言いながら出勤することも珍しくなかった。 それは,せっかく震災後…

亡父へのお手紙,諸星大二郎の画風

1 男の子の,亡くなったお父さんへの手紙 今週の裁判所の帰り,車内テレビの声だけ聞いていると, ・ 8歳の男の子が,亡くなった父に宛てた手紙を読む, という。 耳を澄ますと,冒頭, 「お父さん,今,地獄にいますか。天国にいますか。」 www私も車内で…

ニトリ社長の「私の履歴書」を,毎朝楽しみにしています。

あなたが,ニトリの取締役で,朝の取締役会に出席する。 今朝の履歴書も読んだ,社長に何と声を掛けるべきか。 ① 大変笑ったことと,自分も創業時メンバーから聞いたなどと,一読者としての感想を言う。 ② 何も言わない。 ③ あれでは社会の人・顧客・社員の…

一期一会と,その(若干の)しんどさ

1 まだ新人だったころ。 大阪府内の,離れた簡裁の調停で,相当事者(ここでは,申立人により,共に「相手方」として調停を申立てられた側)の代理人に,修習生時代にお世話になった先生が就く。 調停の帰り,駅のホームに先生がいて,色々とお話しを聞きな…

「黒い」はいいこと!?「白い」は悪いこと!?

丸谷才一「膝を打つ」(丸谷才一エッセイ傑作選2)より。 江戸期より,悪いとか未熟だとかいうことを「白い」と言ったそうだ。反対に,「黒い」はプラスイメージ。(例えば歌舞伎の芸批評などで,良いものを黒字で書き,次点を白の中抜き文字で書くなどした…

家族での旅行と子供らの成長

職住接近の割に, 平日は仕事で忙しく,夜に接見に行ったりもするし,いつも構ってあげられるわけでもない。 (時間があるとき,この冬は,藤沢のプールに連れて行ったり,カードゲームをしたりしたものだが), 休日は子供らも,何やら習い事で出かけたり,…

私の被災と減量について(その3)

お陰様で,順調に推移しています。 大きな事件だと,裁判期日が2・3か月に1度,というのがあるのだが,是非に,4月までに減量をより進め,1月にあったきりの相手方らをびっくりさせたいものだ。 (そんなことしても,訴訟の推移と関係ないがw)

吃音(どもり)と弁護士業務

これを書きたいと思っていた。 そう思っていたのだが,私にとって,言葉が出にくいのは子供のころから当たり前のことで,「自分が吃音者である」ことが何かの拍子がないと,思い至らないのだ(これを読んでいる方が,自分を「40歳の男である」などと平素,…

私の被災と減量について(その2)

(承前) 震災により体重が,平成24年には元に戻ってしまった。 毎年の健康診断で,脂肪肝を指摘されるようになったが(平成23年2月には問題ないと言われたのに),もう,何というか対応する気も無くしていた。 震災関連事件などでかなり忙しく,当然,…

私の被災と減量について(その1)

私の被災は,物としては事務所全壊,自宅大規模半壊,車3台流出で,幸い,親族の身体等には何もなかった(避難所で体調を崩した者もいるが)。 物は,まぁ働いて頑張ればいいのだが,思い返す度に辛いのが,せっかくダイエットに成功していたのに,また体重…

立ち飲み郷愁

昨晩,プールの帰りに,これを見て, 今夜ももう一杯 ~酒場と日本人の新たな関係~ 今夜ももう一杯 - NHK クローズアップ現代 酒断ち(事情はまたの機会)している身には,ちょっと辛いものの,なかなか楽しいものだった。 (私は,サラリーマンとか普通の…

「ずいひつ大蔵省の隠語」(谷村裕)

丸谷の「文章読本」に登場する本である。 昭和電工事件の一場面, 「一審で福田さん側の証人として出廷した病み上がりの私に対して,裁判長が『証人は座ったままで結構です。廷丁!火鉢を運び入れなさい」といたわって下さったことを思い出す。」(「決裁文…